売却ご検討者の不安要素

  1. 納得の価格で売れるのか?

  2. 不動産業者に相談したら売らなければいけないのか?

全国的なアンケートで家を売却しようとしている方にとって上記の2つは大きな不安があるそうです。皆さんはいかがでしょうか?

  1. 【納得の価格で売れるのか】

    【納得の価格】という言葉は非常にあいまいな言葉だと思います。

    答えは【適正な物件】を【適正な価格】なら売れるでしょう。

    実際に、どんなに良い物件でも適正価格でなければ買手が付きません。買手側にもエージェントがいます。価格的にも当然に買主さんの為に適正価格を軸に納得の価格を判断します。

    例えば、〈南面道路で道路の幅員も広く、日当たり良好、敷地も遊歩道に隣接していて広さも80坪強ありガーデニングスペースも取れ、駐車は並列で大型車3台以上は止められる、小中学校も200〜300mのところにあり人気の学校、しかも南側が公園で開けていて・・・・〉

    これは久々の良い物件!

    と思っても適正価格が3800万円くらいのところ売主さんの納得価格が1億円。(極端な例ですが実際にありました。)

    こんなケースは売れない場合が多いです。(弊社では無理です。)

    では、弊社で言う適正価格とは何?

    弊社では適正価格を算出する前に基準となる価格を算出します。基準価格から土地・建物の属性を考慮し、近年の成約事例、長年の独自データ等をふまえて、売却実現可能価格の範囲を設定します。その範囲内の価格を適正価格とします。(購入の場合にも応用が利きます。)

    適正価格範囲内で売主様の希望・要望・属性・ご事情を相談加味させていただき売主様に売却価格をご了承いただいております。

    また、弊社ではその範囲内での成約に至るまでの売却期間をほぼ想定できます。(精度は高いです。)

    売主様が時間的に売却をお急ぎになる必要がある場合には、その適正価格範囲内での設定値を変えて売却します。

    ですから、売主様が「不当に安く売ってしまった。」等、後で後悔することはないのです。

    【それでも高く売りたい売主様へ】

    適正価格内であればできるだけ根拠のある資料を揃えて、買主様、または買手側のエージェントと交渉にあたります。(弊社は努力は惜しみません。)

  2. 【相談したら売らなければいけないのか?】

    そのような不安は捨ててください。

    【相談】と【売却】は別者と思っていただいて結構です。(冷やかしは困りますが・・・)

    【相談】は無料です。(一般的にどの業者も無料だと思います。)

    【売却依頼】は有料です。(成約が成立すると仲介手数料がかかります。)

    【相談】を受けたからといってすぐに売却をすすめられるものではありません。また、話をお伺いしてみると売却するよりも別の活用法を考えられた方が良いケースのお客様もおられます。

    例えば、先日、「住み替えしたいので今の家を売却したい」とのお客様の【相談】を受けました。

    60代前半の老夫婦の方でした。『田舎に住み替えがしたい』『住み替え先の特定の物件はまだ決めてない』『若い頃から考えていた』との事でした。

    さらにお話をお伺いしてみると『4年前に会社を退職した時に特定の物件が見つかったが住み替えを断念した。』とのことでした。

    4年前に断念した・・・と言われていたのが気になりました。

    今、住まわれている現宅と住み替え希望エリア、お客様の年齢等から考慮し、さらにお話をお伺いしてみるとお客様は、年齢的に転居先での生活に不安があるなと察知しました。

    現在お住まいのところは交通も便利で周囲に病院なども近いです。転居先のエリアはおそらく静かで広々とはしているでしょう。

    しかし、人間歳をとると身体も自由に効かなくなったり、病気になったりします。今は、病院も近いし、買い物も不自由なことはないとのことでした。

    若い頃の想いが実現すれば良いです。実現させてあげたいです。しかし、やはり

    『年齢的な転居先への不安』がお客様さまから解消されてません。このまま、売却をすすめるわけにはいきません。

    このお客様の場合、ご夫婦で『住み替えの意志』が固く、ご夫婦で決断されないのであれば、簡単に売却依頼を受けるわけにはいきません。

    転居希望エリアの情報や参考になる資料・調査ならご協力することができるかもしれません。しかし、残念ながら売却の決断までの後押しをすることは弊社ではできません。

    【相談】=【売却】ではないわけ

    いったん、相談者(お客様)から売却依頼を受け、調査・資料を揃えて、買手が見っかったとします。契約の段階に入った場合、よほどの理由がない限り、途中でキャンセルするのには買い手側への多大な迷惑、精神的な労力を与えてしまうことを考えると簡単に売却依頼をお受けするわけにはいかないのです。(ご理解下さい。)

    上記の理由等から【相談】=【売却】には即つながりません。


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