宇都宮市内の地価公示増減

平成26年度の地価公示価格が公表されています。

平成23年度から平成24年度にかけて大幅な下げを記録しています。宇都宮市内もリーマンショックに続く東日本大震災が地価に与える影響が大きかったのでしょうか?その後も小幅ながらも下げ続けています。

㎡あたり、1,000円下げたとして、坪あたり、3,300円(×3.3倍として)下げていることになります。70坪を所有していたとして、231,000円が毎年、毎年、目減りしているということでしょうか。

その上、固定資産税が賦課されてきます。居住用であれば、減額されますが、更地、空家で所有している人にとっては痛いですね。昭和のオイルショック前のようにただ所有しているだけで資産が増える時代ではなくなりました。さらに少子化等で住宅地が飽和状態・・・・考えるのはやめましょう。

【勝手ながらの見解】

今から25年前(平成元年~平成3年)の頃までは、土地の価格は年々上昇を続けていました。高かったです。私の記憶ですと、栃木県真岡市の住宅地で4000万円くらいしていた時代もありました。(実際の取引価格)しかも、普通の建売住宅(土地55坪・建物32坪)です。
当時は首都圏からの流れで、企業が土地を買い漁りました。このまま続けば、一般市民の住宅地まで無くなってしまう勢いです。

同時に第一次ベビーブームと言われた世代(団塊の世代)の人たちも主たる生産人口を担い、まだまだ子育てする環境(住宅)が必要な時期でした。もっと住宅地となる土地が必要です。それらの理由で土地価格は今では考えられないような値段がついていました。

上記の地価公示価格を見ますと年々、すこしずつ下落している住宅地が圧倒的に多いです。地価が下落していることに伴いそれぞれの人が置かれた立場によって都合の良い面、悪い面があると思います。懸念される点を書いてみました。

  1. 公示価格は下がっても、おそらく、下がらない固定資産税固定資産税は賦課課税です。役所(市町村)が一方的に課税してきます。地価が下がられば、固定資産是も下がっても良いものですが・・・
    固定資産税は路線価格から土地面積に応じて課税標準価格がきまります。
    それに最大1.4%を掛けて算出されるわけでしたが、今、最大値の1.4%が撤廃されています。土地が下落しても掛けるパーセンテージを上げれるわけです。
  2. 土地価格が高い時に買った住宅のローン返済

    どうしても、住宅ローンの返済が生きる死ぬの段階になってしまた人は、ぜひご相談下さい。

    【住宅ローンで悩んだら】

    年々、下落が続くと住宅を購入した時点が最も高い価格となります。単純に考えるとローンの担保価値としては地価が高い方が良いです。地価が高ければ、借入枠は増えます。ローンも借入しやすいでしょう。

    しかし、その後、何年かして地価の下落が続くとします。地価が下落しているということは同時に景気も芳しくないということです。当然、収入も減ります。住宅ローンの毎月の返済も苦しくなってきます。住宅を売却したとしても、土地が下落した分だけローンの残債が返せない場合が多いです。 仮に返済を続けていても、土地が下落した分も一生払い続けなければなりません。

    土地が下落しているのは一種の自然現象のうちのひとつです。大事な家族の為に住宅を購入した人の責任ではないと思います。 あくまでも、住宅地は土地の利用価値のうちのひとつです。住居の為に購入した土地について、地価公示価格の増減で簡単に良し悪しを判断できるものではありません。しかし、地価の下落は自然現象ですが、ローン返済は汗水だして働いた労働者の血銭での返済になります。どうしても、住宅ローンの返済が生きる死ぬの段階になってしまた人は、ぜひご相談下さい。

【不動産の価値】  【住宅ローンで悩んだら】 【問合せ】
個人情報保護方針

HOME> 地価公示価格の増減(宇都宮市内)